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最近、話題の本を読み続けています。今回は、経済アナリスト・森永卓郎氏の「年収崩壊」(角川SSC新書)です。前作の「年収300万円時代を生き抜く経済学」も出版と同時に読みましたが、現在の格差社会の濃淡を記した本です。 小泉構造改革によって、格差社会に突入し、中流層が低賃金化し、また年金制度が破綻しそうな、ますます生きづらくなってくる現象を踏まえ、資産運用での知恵、また定年後に楽しく生きるためのアドバイスなどを記しています。 格差社会が、小泉構造改革だけに起因するというような論旨には違和感がありますが、格差が広がっていること、また年収などの価値観だけにとらわれず、自分の価値観をもって生きるほうが幸福だ、との意見には同感です。 21世紀の日本は、いやがうえにも多様性を受け入れざるを得ません。そうした時代には、自分自身の価値観を持つことが非常に大切であると思います。先日読んだ、若者の就業パターンに論及した書物でも記されていたように、現在は、従来の画一化された価値観に固執しては、生きづらいのではないでしょうか。 そういった意味で、できるだけ早く、自分なりの価値観を確立する、(自分の価値観に気づく)、ことが大切だと思います。果たして自分がやりたいことは何なのか、何をやっているときが楽しいのか、そして現在の生き方はそれに合致しているのか、合致していなければ、合致させるためにはどうしたらよいのか。 本書でも触れられているように、ヨーロッパでは、それほどの金持ちがいませんが、豊かな自然の中で、豊かな心を持って、人生を楽しんでいる庶民が一杯います。日本人も、そろそろ、そういった生き方を目指していく必要があると思います。 |
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